OBSを使って映像を録画するとき、いつも録画した映像が荒いと感じませんか? 実は、OBSのデフォルト設定は、画質や負荷の面で最良の設定になっているわけではありません。そこでこの記事では、OBS Studioで高画質な映像を録画するための設定方法をご紹介します。
OBSとはOpen Broadcaster Softwareの略で、無料で利用できる録画・配信ソフトです。現在、OBSは一般的に「OBS Studio」のことを指します。
Windows・Mac・Linuxなど主要なOSに対応しており、ゲーム配信や雑談配信など様々な配信に利用できます。また、OBSの設定では、出力モードには初心者向けの「基本」と熟練者向けの「詳細」があります。そのため、OBSを使えば、誰でも高品質な配信や録画が可能となります。
映像の画質を決定する要素はたくさんあります。OBSで最適な録画設定を調整するためには、以下の項目が重要な役割を果たします。ここでは、各項目についてご説明します。
解像度は基本解像度と出力解像度に分けられます。基本解像度とは、配信する映像のキャンパスサイズです。出力解像度とは、実際に配信を出力する画面のサイズです。解像度が高いほど処理能力や記憶域が必要になるため、解像度を選択する前に録画機器の性能と動画配信プラットフォームを考慮してください。
OBSBOT Tail Airは、幅広い用途に対応するよう設計されたAI搭載のPTZストリーミングカメラです。スマートリモコン、360°回転式充電ベース、USB-Cイーサネットアダプター、NDフィルターなどの付属品を装備したOBSBOT Tail Airは、汎用性と性能で輝きます。
主な特徴:
高いFPS(例:60FPS)は映像の滑らかな動きを保証するため、テンポの速い映像には不可欠です。一方、低い FPS(例:30 FPS)は、通常の映像には十分かもしれませんが、スムースに再生を行えない可能性があります。
x264 のようなエンコーダは、画質と圧縮のバランスをうまくとることができるので、様々な状況に適しています。しかし、「NVIDIA NVENC」や「AMD VCE」が利用可能な場合は、より良い性能を提供するため、そちらを選択してください。
ビットレートが高ければ高いほど、映像の品質は向上します。しかし、ビットレートの高低はファイルサイズに正比例するため、帯域幅や記憶域が限られたストリーミングにとっては問題となる可能性があります。低いビットレートはストリーミングに適していますが、映像の鮮明さが犠牲になります。したがって、画質とファイルサイズのバランスを取る必要があります。
一般的なフォーマットにはMP4、AVI、MOV、FLVがあります。MP4は互換性と圧縮性に優れています。一方、FLVのようなフォーマットは、特定のプラットフォームや古いシステムに適している場合があります。録画フォーマットの選択は、様々なデバイスやソフトウェアでの実際の使用に影響します。
色範囲については「フル」と「リミテッド」の2種類があります。「フル」の方が多くの色を表示できるので、より鮮やかな映像を得るには「フル」に設定することをお勧めします。
OBSの音声設定は、録画や生配信の音声品質とフォーマットを調整します。サンプルレート(例:44.1 kHz)、チャンネル(例:ステレオまたはモノラル)、音声ビットレート(例:128 kbps)などの項目を設定することで、音声をよりクリアに聞こえるようにすることができます。
要約すると、OBSで最適な録画設定については、以下の表をご覧ください。
パラメーター | 推奨設定 |
解像度 | 1080p (1920x1080) 以上 |
FPS 共通値 | 60 FPS |
エンコーダ | x264 またはハードウェアエンコーダ (e.g. NVENCまたはVCE) |
ビットレート | 6000kpbs、画質とファイルサイズのバランスを取るビットレート |
録画フォーマットと色範囲 | MP4またはご希望の録画フォーマット フル |
音声設定 | サンプルレート: 44.1 kHz または 48 kHz、 ステレオまたはモノラル、 適切な音声ビットレート |
それでは、OBSで最適な録画設定方法を順番に説明します。出力、映像、音声設定を一つずつ見ていきましょう。
設定ウィンドウ内の「映像」の項目をクリックして、基本解像度をモニターのネイティブ解像度またはご希望の録画解像度に設定します。
設定ウィンドウにある「音声」の項目を押します。
最後に、最適な録画設定が完了した後、「適用」を押して変更を保存し、「OK」をクリックして設定ウィンドウを閉じます。
以上は、OBSで最適な録画設定についての情報です。事前に設定を最適化し、必要に応じてハードウェアをアップグレードすることが大切です。初心者の方には難しいかもしれませんが、設定の基礎から学ぶ必要があります。それでは、録画を楽しんでください!