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Last Updated · September 20, 2023

OBSで最適な録画設定

best obs setting for recording

OBSを使って映像を録画するとき、いつも録画した映像が荒いと感じませんか? 実は、OBSのデフォルト設定は、画質や負荷の面で最良の設定になっているわけではありません。そこでこの記事では、OBS Studioで高画質な映像を録画するための設定方法をご紹介します。

Part 1: OBSとは

OBSとはOpen Broadcaster Softwareの略で、無料で利用できる録画・配信ソフトです。現在、OBSは一般的に「OBS Studio」のことを指します。

Windows・Mac・Linuxなど主要なOSに対応しており、ゲーム配信や雑談配信など様々な配信に利用できます。また、OBSの設定では、出力モードには初心者向けの「基本」と熟練者向けの「詳細」があります。そのため、OBSを使えば、誰でも高品質な配信や録画が可能となります。

Part 2: OBSで最適な録画設定

映像の画質を決定する要素はたくさんあります。OBSで最適な録画設定を調整するためには、以下の項目が重要な役割を果たします。ここでは、各項目についてご説明します。

1. 解像度

解像度は基本解像度と出力解像度に分けられます。基本解像度とは、配信する映像のキャンパスサイズです。出力解像度とは、実際に配信を出力する画面のサイズです。解像度が高いほど処理能力や記憶域が必要になるため、解像度を選択する前に録画機器の性能と動画配信プラットフォームを考慮してください。

おまけ:OBS録画/ストリーミングに最適なカメラ

OBSBOT Tail Airは、幅広い用途に対応するよう設計されたAI搭載のPTZストリーミングカメラです。スマートリモコン、360°回転式充電ベース、USB-Cイーサネットアダプター、NDフィルターなどの付属品を装備したOBSBOT Tail Airは、汎用性と性能で輝きます。

主な特徴:

  • 人、ペット、物を毎秒120°の驚異的なスピードで素早く追跡できるOBSBOT Tail Airにより、AI自動追跡のパワーを体験します。
  • 1080p/4K Ultra HDの解像度で、高画質で魅力的な視覚効果を実現します。
  • カメラの知的なAIアルゴリズムは、リアルタイムでキャプチャした映像をグリッドに分割します。希望のグリッドを選択することで、放送中の異なる映像信号をシームレスに切り替え、視聴者にスムーズで動的な視聴体験を保証します。
  • 強化された動的なジェスチャーコントロールにより、スムーズで正確な調整が可能です。
  • NDI|HX3対応でシームレスな接続性を提供し、Wi-Fiおよびイーサネット経由で高品質のライブ配信動画を配信します。
  • USB-C、マイクロHDMI、PoE対応イーサネットなど、複数の接続オプションが用意されているため、このカメラをライブ配信の設置に組み込むのも簡単で、魅力的な映像を素早く撮影できます。

2. FPS共通値

高いFPS(例:60FPS)は映像の滑らかな動きを保証するため、テンポの速い映像には不可欠です。一方、低い FPS(例:30 FPS)は、通常の映像には十分かもしれませんが、スムースに再生を行えない可能性があります。

3. エンコーダ

x264 のようなエンコーダは、画質と圧縮のバランスをうまくとることができるので、様々な状況に適しています。しかし、「NVIDIA NVENC」や「AMD VCE」が利用可能な場合は、より良い性能を提供するため、そちらを選択してください。

4. ビットレート

ビットレートが高ければ高いほど、映像の品質は向上します。しかし、ビットレートの高低はファイルサイズに正比例するため、帯域幅や記憶域が限られたストリーミングにとっては問題となる可能性があります。低いビットレートはストリーミングに適していますが、映像の鮮明さが犠牲になります。したがって、画質とファイルサイズのバランスを取る必要があります。

5. 録画フォーマットと色範囲

一般的なフォーマットにはMP4、AVI、MOV、FLVがあります。MP4は互換性と圧縮性に優れています。一方、FLVのようなフォーマットは、特定のプラットフォームや古いシステムに適している場合があります。録画フォーマットの選択は、様々なデバイスやソフトウェアでの実際の使用に影響します。
色範囲については「フル」と「リミテッド」の2種類があります。「フル」の方が多くの色を表示できるので、より鮮やかな映像を得るには「フル」に設定することをお勧めします。

6. 音声設定

OBSの音声設定は、録画や生配信の音声品質とフォーマットを調整します。サンプルレート(例:44.1 kHz)、チャンネル(例:ステレオまたはモノラル)、音声ビットレート(例:128 kbps)などの項目を設定することで、音声をよりクリアに聞こえるようにすることができます。

要約すると、OBSで最適な録画設定については、以下の表をご覧ください。

パラメーター 推奨設定
解像度 1080p (1920x1080) 以上
FPS 共通値 60 FPS
エンコーダ x264 またはハードウェアエンコーダ (e.g. NVENCまたはVCE)
ビットレート 6000kpbs、画質とファイルサイズのバランスを取るビットレート
録画フォーマットと色範囲 MP4またはご希望の録画フォーマット フル
音声設定 サンプルレート: 44.1 kHz または 48 kHz、
ステレオまたはモノラル、
適切な音声ビットレート

Part 3: OBSで最適な録画設定方法

それでは、OBSで最適な録画設定方法を順番に説明します。出力、映像、音声設定を一つずつ見ていきましょう。

1. 出力設定

  • OBSの画面左上にある「ファイル」をクリックし、「設定」を選択します。設定ウィンドウで 「出力」を開きます。
  • 出力モードを「詳細」に変更し、「録画」タブで希望の録画フォーマットを選択します。MP4は最も一般的な選択です。
  • 「録画ファイルのパス」を設定して、録画した映像の保存先を決めます。
  • エンコーダーを「x264」にし、ビットレートを「6000kpbs」以上に設定します。
  • キーフレーム間隔を2~4sに設定します。値が小さいほど映像画質は良くなりますが、ファイルサイズが大きくなります。

best ob  setting for recording 01

  • 「音声」タブに切り替えて、ニーズに応じて音声ビットレートを変更します。音声ビットレートが高い(例:128kbps)ほど音質は良くなりますが、ファイルサイズが大きくなります。

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2. 映像設定

設定ウィンドウ内の「映像」の項目をクリックして、基本解像度をモニターのネイティブ解像度またはご希望の録画解像度に設定します。

  • ハードウェアが1080p(1920x1080)をサポートしている場合は、出力解像度を使用して録画してください。
  • 「FPS共通値」を選択して「60」と設定します。
  • 希望する縮小フィルタを選択します。「バイキュービック」または「ランチョス」は、より良い縮小効果を提供しますが、多くの処理能力を必要とします。

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3. 音声設定

設定ウィンドウにある「音声」の項目を押します。

  • 「一般」の欄にある「サンプルレート」(例:44.1 kHzまたは48 kHz)を設定します。
  • 適切なチャンネル設定を選択します。ほとんどの録画には「ステレオ」を推奨します。

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最後に、最適な録画設定が完了した後、「適用」を押して変更を保存し、「OK」をクリックして設定ウィンドウを閉じます。

まとめ

以上は、OBSで最適な録画設定についての情報です。事前に設定を最適化し、必要に応じてハードウェアをアップグレードすることが大切です。初心者の方には難しいかもしれませんが、設定の基礎から学ぶ必要があります。それでは、録画を楽しんでください!